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2007年5月30日(水)
あと何年いきられる?
 
 

完全生命表と簡易生命表

 厚生労働省は、完全生命表と簡易生命表の2種類を作成し公表しています。

  完全生命表は、国勢調査による日本人人口(確定数)や人口動態統計(確定数)をもとに5年ごとに作成しており、簡易生命表は、推計人口による日本人人口や人口動態統計月報年計(概数)をもとに毎年作成しています。

 今回の公表が完全生命表でした。

 生命表のうち特に0歳の平均余命を示したものが平均寿命といわれるものです。


今年の生命表と寿命の延び

 今回の第20回完全生命表(2005年国勢調査等分)が今年3月1日に発表されました。

 平均寿命は男性78.56歳、女性85.52歳となっています。

 前年比で男性0.84歳、女性0.92歳延びています。

 ちなみに、第8回生命表(昭和22年)では男性50.06年、女性53.96年となっています。

 今回の発表までの、その後の約60年で、男性28.5歳、女性31.56歳平均寿命が延びていることになっています。

 

 

 

 

男性も女性も世界一の長生き

 各国の平均寿命としては、下記のようになっております。

 フランス・・男性76.80歳、女性83.80歳
 (2005年調査)

 アメリカ・・男性75.20歳、女性80.40歳
 (2004年調査)

 イタリア・・男性77.16歳、女性82.84歳
 (2003年調査)

 イギリス・・男性76.62歳、女性80.95歳
 (2003-05年調査)

 ドイツ・・・男性76.21歳、女性81.78歳
 (2003-05年調査)

法令としての余命年数表は据え置きのまま

  税金の法令にも生命表を元にした余命年数表というのがあります。ここでは男74歳、女80歳の寿命とされています。

 年金見込収入やその必要経費の算出に使われますが、昭和63年改正以来改正されていません。