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2007年5月23日(水)
サラリーマンに朗報 電子申告で小遣い稼ぎ
 
 

5000円の小遣い稼ぎ

 来年又は再来年の確定申告時期に電子申告をすると、サラリーマンの場合5000円の還付を受けられます。

 電子申告といっても、その送信内容は、年末調整後に会社からもらった源泉徴収票の内容とまったく同じものを単に打ち込むだけのことです。

 余計なことといえば、還付を受けるための銀行口座を決めておく必要があるということぐらいです。

 ただし、そのためには。

  二つの準備と1000円の先行投資が必要です。

「電子申告開始届出書」

 第一に「電子申告開始届出書」を提出しておかなければなりません。

 提出には、国税庁のホームページの「提出コーナー」から送信する方法と、届出書用紙を入手して必要事項を書き込み、郵送等する方法があります。

「提出」すると、利用者識別番号と暗証番号が送られてきます。

電子証明書を取得

 第二に、電子証明書を取得しておくことが必要です。

 電子証明書の取得には自治体の公的個人認証サービスで1000円のお金がかかります。

 

会社規模でやると効率的

 会社規模で全員の「電子申告開始届出書」を各人に配布し、各人が任意に提出すれば第一の準備がおわります。

 第二の準備も終わったとして、その次は、会社のどこかにICカードリーダを置いておき、各人がパソコンで国税庁の確定申告e-Taxコーナーにアクセスして電子申告を試みる、ということになります。

 ICカードリーダの置いてあるマンガ喫茶から申告したってかまいません。ICカードリーダを借りて自宅で試みるのも結構でしょう。


サラリーマンだけの朗報ではない

 年金者の場合、とりあえず、紙ベースでの申告を済ませておいて、それと同じ内容を電子申告しても、それで年税額が5000円分は減少します。

 そういう意味ではサラリーマンに限定されない朗報です。

 自治体などの公共スペースにICカードリーダ付き電子申告用パソコンが設置されると便利ですね。