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2006年11月7日(火)

=シリーズ戦略会計= かんたん資金繰り計画

 
 

 年度計画で資金繰りを正確に見ることは、かなりの経理知識と力作業が必要です。

 そう言ったことは会計事務所や経理にまかせても、経営者としては大枠で自社の資金繰りを、捉えておく必要があります。


「STRAC」図で資金繰りを考えましょう。

  1. 利益Gは損益計算書の利益ですから、税金がかかってきますので、まず税金分は利益Gから引いてください。
    税金の計算は概算で、G×40%です。利益に対する配当や役員賞与が次期以降に予定される場合もここで利益から引いてください。
  2. 利益Gの計算では、経費と言っても資金の出て行かない経費も含まれています。
    しかしそう多くはありません、すぐに出て行かなくとも、いずれ出て行く経費がほとんどです。
    そう言った経費を除くと、資金の出てゆかない経費は、減価償却費や繰延資産の償却費といったものです。
    これらの経費は上記@で求めた数字に加算してください。
  3. 次に資金は出て行っても、経費とならないものがあります。
    借入金の元本の返済です。これをAで求めた数字から引いてください。

利益G−@+A−B=資金収支です。

 この資金収支がプラスであれば問題ありません。

 マイナスの場合は、借り換え等で資金繰りに気を使わなければなりません。

  (季節変動がある企業は、プラスでも注意が必要です。)

「STRAC」図

PQ

売上

vPQ変動費

mPQ

付加価値

(粗利益)

F@人件費

FA他固定費

G利益

  • 利益G−@+A−B=+1,000万円の場合、5年返済で5,000万円の借入が可能です。
  • 特別損益がある場合や税務調整(繰越欠損や交際費否認等)が多きい場合は、当事務所にご相談ください。