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◇新着税務情報◇
  〜仕訳〜
  レジを締めた後に現金受取りがあった場合
 

[相談]

  クリニックの受付時間が終了したため窓口現金のレジを締めました。しかしその後急患がやってきて、その分の窓口現金を受取りました。

「一旦レジを締めたため、窓口現金受渡表(日計表)とレジの残高が合いません。」と受付担当者から言われたのですが、これでいいのでしょうか?

受付担当者に上手く説明する方法を教えてください。

 

 

[回答]

 今回のご質問の場合では、レジを締めた後に現金を受け取ったとの事ですので、その金額分だけ日計表と差額が生じるはずです。

 この場合、レジを締めた後に受け取った現金は、その日の収入として計上する必要があります。

 特に決算末日においてこのような状況になった場合には、レジを締めた後であっても、その日に受け取った現金は収入に組み入れる必要があります。

 窓口現金の管理は、毎日必ず行うことですので、実務上はレジを締めた後に受け取った現金を、次の日の日計表の一番にもってくることにより、金額を合わせることも例外として認められるかもしれませんが、あくまでも受け取った日に収入として計上するのが原則です。

  税務調査においては、患者が窓口で支払った金額が正しく計上されているか、日計表、発行されたレシート控えを突き合せ、窓口の入金の除外が行われていないかがポイントとなってきます。

 窓口の現金管理をしっかりと行っていくためには、日計表の合計額、レジの中に実際にある金額、レジスターの合計額を全て一致させ、もし一致しない場合には、その原因を追求し、お釣間違え等の原因を明記しておきましょう。