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 〜確定申告〜

 確定申告Q&A 第26回
 年末調整って…?

 

年末調整って…?

 

年間の税金は、年の途中の昇給、扶養人数の増減やその人達の年齢や状況、保険料の額、配偶者の年収など年末にしかわからない事情も盛り込んで計算します。

このため、その確定の税額と毎月の給与や賞与から天引きした税額の年間合計額には過不足が出てしまうので、その差額を精算する必要が出てきます。これが【年末調整】です。

・なぜ、調整する必要があるの?

サラリーマンの方は会社から毎月お給料をもらう際に、健康保険や厚生年金などと一緒に「源泉所得税」という名目で税金を天引きされていると思います。「源泉所得税」というのは、その人の所得税の一部なのです。

会社は従業員に給料を支払う際に、支払額に応じて決められた額の税金を天引きし、原則として支払日の翌月10日までにその天引きした税金を税務署に納付しなければなりません。サラリーマンの方は、会社を通して、所得税の前払いをしているわけです。

会社が天引きする際に使う表(源泉徴収税額表)は、支払時(月や日の単位)の扶養の人数と支払額をもとにしているだけのものです。年の途中で給料額に変動があった場合や扶養家族の人数に変動があった場合には、天引き額の単純合計額と確定の年税額との間には差が出てしまいます。年末にその差額を調整(精算)して還付なり、不足があれば徴収されることになっています。

 会社で年末調整をした後に子供の出生など、扶養人数に増減があった場
   合は年末調整のやり直しをすることができます。