Q&A確定申告に戻る
◇Q&A確定申告◇
 〜確定申告〜

 確定申告Q&A 第25回
 源泉徴収って・・・?

 

源泉徴収って・・・?

 

給与明細で見かける「源泉徴収」。

 本来は、1年間の収入が確定してから計算を行い徴収するものである「所得税」。しもともと、所得税は毎月の給料や賞与から天引きされています。この天引額は会社が勝手に決めているわけではなく、【源泉徴収税額表】という表を使って算出して、「給与に応じて、あなたはこのくらい所得税を払うことになるからあらかじめ天引きします」と、会社経由で税務署に支払われている金額のことです。


源泉徴収されるものには、給料、退職金のほか利子、配当、原稿料、講演料、弁護士や税理士の報酬、芸能人やプロスポーツ選手の報酬などがあります。このような代金を支払う会社や個人事業主は代金から源泉所得税を差し引いて支払うとともに税金を納めます。
よく知られているのが原稿執筆料の源泉徴収。1回の支払額が100万円までは10%(100万円以上だと20%)の源泉徴収分が、前もって引かれて支払われます。アルバイトの場合も1カ月のアルバイト代が8万7000円を超えると源泉徴収されます。

 税金を源泉徴収した会社や個人事業主は源泉徴収票(給料や退職金の場合)や支払調書(その他の報酬)を税務署に提出します。