2009年7月15日(水) |
裁判員制度はこうして生まれた |
裁判員制度(陪審制度)の沿革 裁判官が行ってきた刑事裁判に、一般市民が直接参加する裁判員制度がスタートしました。 我が国にも戦前には裁判員制度があった事を知っている若い方は少ないでしょう。 その歴史を振り返ってみます。 陪審裁判が開始されたのは昭和3年
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陪審制と参審制とは 欧米では古くから陪審制度が行われていますが、陪審制とは事件ごとに市民から選ばれた陪審員が有罪、無罪を決め、裁判官は量刑や法解釈を担当する方法で、イギリスやアメリカで採用されています。 陪審制とは任期制で選ばれた参審員と裁判官がともに有罪、無罪を決め、量刑も判断する方法で、ドイツ、イタリア、フランス等で採用されています。 デンマークやノルウェーは両制度を併用しており、我が国の場合も両制度を折衷していると言えるでしょう。 市民革命を経験した欧米と異なり、我が国では国民の司法への参加は義務でもあり、権利でもあるという意識が根付くのにはしばらくかかるかもしれません。 |
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